アウトドア後継者育成?~甥っ子初のキャンプ at 成田ゆめ牧場 [キャンプ]
【甥っ子 初のアウトドア体験】
私には今年中学生になった甥っ子がおります。
運動神経も抜群、頭も私など及びもつかない優等生なのですが、気の毒なことに?今までキャンプなどのワイルドなアウトドアライフを経験する機会がありませんでした。
人生、やっぱりいろいろな経験をして、見識を広くもたねばあきまへん。
それに、着火剤を継ぎ足して大やけどをしたり、テントの中でストーブを焚いて一酸化炭素中毒になるなど、考えられない事件が起きているのも、アウトドアグッズの無知さからくるものです。
次世代のリーダー・・・になるかどうかはわかりませんが、そういう場できちんと指導できるような人物になってほしいという思いもあって、今回、楽しくも厳しいアウトドアライフの一端を経験させることにしました。
といっても、最初から私の十八番である野宿とかやった日には、一生「アウトドアなんか嫌いだ」ってなことになってしまうかもしれませんので、快適なオートキャンプ場を稽古場?にしました。
【2010年8月8日】
選んだオートキャンプ場は、7月にデイキャンプをした「成田ゆめ牧場」
先月にはまだ小さかった栗のイガが青々となっていました。
8月とはいえ天気予報が雨予想だったせいか、キャンプ場はガラガラ、特に2日目は広いフィールドにキャンパーはわずか3組という状態でした。
ひろびろ、ガラガラ
キャンプもいろいろありますが、今回は本人の希望もあってフル装備キャンプにしました。
【タープ設営】
さっそく設営開始・・・・というところですが、なんといっても真夏の炎天下。
熱中症にならないようにまずは日陰づくりのタープ設営。
タープなんて私が張ればあっという間にできてしまうのですが、それでは意味がないので時間はかかるけどじっくり教えました。
風向き、ロープの角度、ロープワーク、ペグを打ち込み角度・・・・・などなどタープひとつとっても覚えることはたくさんあります。
でも、それぞれの意味と基本がわかっていれば、どんなタープでも応用がきくというものです。
初めてのペグ打ち
無事、タープを張り終えたところで、テーブルセッティングしてひと休憩。
やはり、オジサンはガソリンを補給しないとエンジンがかかりません(笑)
やっぱり、これがなきゃ♪
【キッチンづくり】
一息ついたところで、調理場をセッティングして昼飯づくり。メニューは手っ取り早くできる「ざるうどん」
調理場は、スノーピークの『アイアングリルシステム』に3つのバーナーをセット。ちょっとした家庭の台所よりもパワフルな火力で調理ができるスグレモノです。
ガスバーナーカートリッジの取り付け
スノーピークの「アイアングリルシステム」
【調 理】
キャンプの楽しみは、食材の買い出しから始まっています。
今回は、甥っ子に「何を食べたいか?」「それに必要な食材は何か?」「量はどれくらい必要か?」を事前に考えさせ、当日行きがけにそれらの食材等をスーパーで調達しました。
こんなこともいい勉強になったのではないでしょうか?
調理も私が見本をみせて、それをやらせてみるというかたちをとりました。
最初は危なっかしい手つきでしたが、だんだんなれてくると様になってくるものです。
きゅうりの千切りをする甥
【寝場所づくり(テント張り)】
食事をして落ち着いたところで、今宵の寝場所であるテント張り。
「大きいのを練習しておけば、小さいのはいつでもできるから、今回は大変でも大きいテントにチャレンジする」という甥っ子のリクエストにお答えして、使用したテントは小川テントの「ティアラ」というテント。
本当に2人では大きすぎかも・・・・
「大きいテントは快適だけど、雨降ると撤収が大変だぞ」と予告しておきましたが、翌日、その予告どおりになるとは思いませんでした。
テント設営については、特に風向きに注意するよう指導しました。
風上を入り口にして、すごいことになっているキャンパーが多いですからねえ(笑)
【ランタン】
暗くなってからでは遅いので、明るいうちにランタンの準備をしておきます。
私は、ガスカートリッジ式や電池式のランタンも持っていますが、「明るい」「燃料代が安い」などの理由で今も白ガスランタンは現役です。
・・・・というわけで、これも使えたほうがいいので独特の手順を手ほどき
ホワイトガソリン注入
マントル取り付け
マントルを燃やす
ポンピング(気化)
ところが、ちょっとしたはずみでランタン落下・・・・・悲しいかな、夜を前にしてホヤが割れてしまいました。
アチャー
・・・・ということで、今回は、ガスカートリッジ式のランタンを夜間の照明とすることになりました。
これは想定外の出来事でしたが、「予備の照明は必要」という教訓は得られたかもしれません(笑)
【BBQ】
これだけのオートキャンプフル装備で、設営から自炊まで全部するのですから、2人とも動きどおし。
私は「中学生は一人前の男」として扱うことにしたので、甘やかすことはしません。(笑)
甥っ子、小さなカラダでよく頑張って動いていましたね。
で・・・・頑張ったご褒美に夜は豪勢に霜降り肉のBBQ♪
上下にアミを調整できるスノーピークのBBQグリル
【焚火】
キャンプといったら、やっぱりなくてはならないのが焚火でしょう。
ここ「ゆめ牧場」は直火禁止なので、スノーピークの焚火台でファイヤー鑑賞。
薪の割り方、鉈の使い方、火のくべ方・・・・などなど・・・いや~こうして教えてみると、アウトドアって奥が深くて教えることが多いですね~
【2010年8月9日】
初日は、やることなすこと初めてだらけの動きっぱなしで疲れたのでしょう。
日が昇っても甥っ子はぴくりともしません。
軍隊や強化合宿ではないので(笑)寝かせといてやりましょう。
それにしてもこの無駄に広い空間はなんだ・・・・
私は、ちょいとばかり朝の運動で一汗ながしたところで、朝食づくり。
ホットサンドは簡単な割に、美味しいのでキャンプの朝にはお勧めです。
【アリだらけの一夜干し】
昨日さばいて一夜干しにしていたアジの様子を見に栗の木の下に行ってみました。
「ウゲー」
あろうことか、ネットのアミの目をすり抜けてアリがアジに群がっているではありませんか!?
アリだらけの一夜干し
・・・・・・とはいえ、アリに毒を注入されたわけではないので、焼いてしまえばわかりません(笑)
甥っ子がこれをみたら大騒ぎするに違いありません。
悪魔な私は、寝ているうちに、アリを一匹残らず吹き飛ばして、そしらぬ顔して朝の食事に出しました(爆)
ちなみに、備長炭で焼いた自家製アジの干物はなかなかの出来でした。
【ハンモック】
あまりに動きどおしでは、「もうキャンプはこりごり」なんてことにもなりかねませんので、今日は要所要所は手伝わせ、あとはのんびりと自由時間。
甥っ子は、相当疲れたのか?ハンモックにゆられてのんびり昼寝を楽しんでおりました。
寝方が違うぜよ・・・死んでるみたい(笑)
【緊迫・・・雨のテント撤収】
ゆめ牧場のチェックアウトは午後5時なので2日目もかなりゆっくりとくつろげます。
しかし、雲行きが怪しいので、午後2時頃・・そろそろテントを撤収をしようか・・・・・と行動開始したところで雨が降ってきました。
雨の中の撤収は、テントがびちゃびちゃで帰ってからが大変です。
空を見ると、雲は流れ、青空があるので、ちょっと様子を伺うことにしました。
しかし、その後は晴れるかと思うと、にわか雨、・・・と思うとまた晴れ・・・・の連続で埒があきません。
いつまで待っても仕方がないので、ちょっとした雨があがった隙に猛スピードで撤収です。
こういうときは、ちんたらとやるわけにはいきません。
のろのろしていると、ちょいとばかり厳しい口調の私に、甥っ子あたふたしておりました。
まあ、ちょっと可哀想な気もしましたが、子供ではないので、これもある意味いい経験になったのではないでしょうか?
土砂降りの中の撤収ともなれば、さらに高速で動かなくてはならないのですから・・・・
大型テント・・・・楽あれば苦ありです(笑)
・・・・もちろん、全装備片付いたところで、牧場のアイスを食べさせ、きちんとフォローしておきましたよ(笑)
【感 想】
2日間の初キャンプでしたが、本人曰く「撤収が大変だったけど、楽しかった。またやりたい」とのこと。
ハードな2日間ではあったと思いますが、これから彼が大人になって友人達や家族とアウトドアを楽しむにあたって、今回の経験がなにかしら役に立つことを期待するものであります。
・・・・・まっ、一回くらいじゃ、忘れちゃうけどね(笑)
今度やるときは、今回のフル装備とは、対極的なシンプル装備で多少不便があるくらいのキャンプを教えてやろうかと思います。・・・・・俺もしんどいし(笑)
私には今年中学生になった甥っ子がおります。
運動神経も抜群、頭も私など及びもつかない優等生なのですが、気の毒なことに?今までキャンプなどのワイルドなアウトドアライフを経験する機会がありませんでした。
人生、やっぱりいろいろな経験をして、見識を広くもたねばあきまへん。
それに、着火剤を継ぎ足して大やけどをしたり、テントの中でストーブを焚いて一酸化炭素中毒になるなど、考えられない事件が起きているのも、アウトドアグッズの無知さからくるものです。
次世代のリーダー・・・になるかどうかはわかりませんが、そういう場できちんと指導できるような人物になってほしいという思いもあって、今回、楽しくも厳しいアウトドアライフの一端を経験させることにしました。
といっても、最初から私の十八番である野宿とかやった日には、一生「アウトドアなんか嫌いだ」ってなことになってしまうかもしれませんので、快適なオートキャンプ場を稽古場?にしました。
【2010年8月8日】
選んだオートキャンプ場は、7月にデイキャンプをした「成田ゆめ牧場」
先月にはまだ小さかった栗のイガが青々となっていました。
8月とはいえ天気予報が雨予想だったせいか、キャンプ場はガラガラ、特に2日目は広いフィールドにキャンパーはわずか3組という状態でした。
ひろびろ、ガラガラ
キャンプもいろいろありますが、今回は本人の希望もあってフル装備キャンプにしました。
【タープ設営】
さっそく設営開始・・・・というところですが、なんといっても真夏の炎天下。
熱中症にならないようにまずは日陰づくりのタープ設営。
タープなんて私が張ればあっという間にできてしまうのですが、それでは意味がないので時間はかかるけどじっくり教えました。
風向き、ロープの角度、ロープワーク、ペグを打ち込み角度・・・・・などなどタープひとつとっても覚えることはたくさんあります。
でも、それぞれの意味と基本がわかっていれば、どんなタープでも応用がきくというものです。
初めてのペグ打ち
無事、タープを張り終えたところで、テーブルセッティングしてひと休憩。
やはり、オジサンはガソリンを補給しないとエンジンがかかりません(笑)
やっぱり、これがなきゃ♪
【キッチンづくり】
一息ついたところで、調理場をセッティングして昼飯づくり。メニューは手っ取り早くできる「ざるうどん」
調理場は、スノーピークの『アイアングリルシステム』に3つのバーナーをセット。ちょっとした家庭の台所よりもパワフルな火力で調理ができるスグレモノです。
ガスバーナーカートリッジの取り付け
スノーピークの「アイアングリルシステム」
【調 理】
キャンプの楽しみは、食材の買い出しから始まっています。
今回は、甥っ子に「何を食べたいか?」「それに必要な食材は何か?」「量はどれくらい必要か?」を事前に考えさせ、当日行きがけにそれらの食材等をスーパーで調達しました。
こんなこともいい勉強になったのではないでしょうか?
調理も私が見本をみせて、それをやらせてみるというかたちをとりました。
最初は危なっかしい手つきでしたが、だんだんなれてくると様になってくるものです。
きゅうりの千切りをする甥
【寝場所づくり(テント張り)】
食事をして落ち着いたところで、今宵の寝場所であるテント張り。
「大きいのを練習しておけば、小さいのはいつでもできるから、今回は大変でも大きいテントにチャレンジする」という甥っ子のリクエストにお答えして、使用したテントは小川テントの「ティアラ」というテント。
本当に2人では大きすぎかも・・・・
「大きいテントは快適だけど、雨降ると撤収が大変だぞ」と予告しておきましたが、翌日、その予告どおりになるとは思いませんでした。
テント設営については、特に風向きに注意するよう指導しました。
風上を入り口にして、すごいことになっているキャンパーが多いですからねえ(笑)
【ランタン】
暗くなってからでは遅いので、明るいうちにランタンの準備をしておきます。
私は、ガスカートリッジ式や電池式のランタンも持っていますが、「明るい」「燃料代が安い」などの理由で今も白ガスランタンは現役です。
・・・・というわけで、これも使えたほうがいいので独特の手順を手ほどき
ホワイトガソリン注入
マントル取り付け
マントルを燃やす
ポンピング(気化)
ところが、ちょっとしたはずみでランタン落下・・・・・悲しいかな、夜を前にしてホヤが割れてしまいました。
アチャー
・・・・ということで、今回は、ガスカートリッジ式のランタンを夜間の照明とすることになりました。
これは想定外の出来事でしたが、「予備の照明は必要」という教訓は得られたかもしれません(笑)
【BBQ】
これだけのオートキャンプフル装備で、設営から自炊まで全部するのですから、2人とも動きどおし。
私は「中学生は一人前の男」として扱うことにしたので、甘やかすことはしません。(笑)
甥っ子、小さなカラダでよく頑張って動いていましたね。
で・・・・頑張ったご褒美に夜は豪勢に霜降り肉のBBQ♪
上下にアミを調整できるスノーピークのBBQグリル
【焚火】
キャンプといったら、やっぱりなくてはならないのが焚火でしょう。
ここ「ゆめ牧場」は直火禁止なので、スノーピークの焚火台でファイヤー鑑賞。
薪の割り方、鉈の使い方、火のくべ方・・・・などなど・・・いや~こうして教えてみると、アウトドアって奥が深くて教えることが多いですね~
【2010年8月9日】
初日は、やることなすこと初めてだらけの動きっぱなしで疲れたのでしょう。
日が昇っても甥っ子はぴくりともしません。
軍隊や強化合宿ではないので(笑)寝かせといてやりましょう。
それにしてもこの無駄に広い空間はなんだ・・・・
私は、ちょいとばかり朝の運動で一汗ながしたところで、朝食づくり。
ホットサンドは簡単な割に、美味しいのでキャンプの朝にはお勧めです。
【アリだらけの一夜干し】
昨日さばいて一夜干しにしていたアジの様子を見に栗の木の下に行ってみました。
「ウゲー」
あろうことか、ネットのアミの目をすり抜けてアリがアジに群がっているではありませんか!?
アリだらけの一夜干し
・・・・・・とはいえ、アリに毒を注入されたわけではないので、焼いてしまえばわかりません(笑)
甥っ子がこれをみたら大騒ぎするに違いありません。
悪魔な私は、寝ているうちに、アリを一匹残らず吹き飛ばして、そしらぬ顔して朝の食事に出しました(爆)
ちなみに、備長炭で焼いた自家製アジの干物はなかなかの出来でした。
【ハンモック】
あまりに動きどおしでは、「もうキャンプはこりごり」なんてことにもなりかねませんので、今日は要所要所は手伝わせ、あとはのんびりと自由時間。
甥っ子は、相当疲れたのか?ハンモックにゆられてのんびり昼寝を楽しんでおりました。
寝方が違うぜよ・・・死んでるみたい(笑)
【緊迫・・・雨のテント撤収】
ゆめ牧場のチェックアウトは午後5時なので2日目もかなりゆっくりとくつろげます。
しかし、雲行きが怪しいので、午後2時頃・・そろそろテントを撤収をしようか・・・・・と行動開始したところで雨が降ってきました。
雨の中の撤収は、テントがびちゃびちゃで帰ってからが大変です。
空を見ると、雲は流れ、青空があるので、ちょっと様子を伺うことにしました。
しかし、その後は晴れるかと思うと、にわか雨、・・・と思うとまた晴れ・・・・の連続で埒があきません。
いつまで待っても仕方がないので、ちょっとした雨があがった隙に猛スピードで撤収です。
こういうときは、ちんたらとやるわけにはいきません。
のろのろしていると、ちょいとばかり厳しい口調の私に、甥っ子あたふたしておりました。
まあ、ちょっと可哀想な気もしましたが、子供ではないので、これもある意味いい経験になったのではないでしょうか?
土砂降りの中の撤収ともなれば、さらに高速で動かなくてはならないのですから・・・・
大型テント・・・・楽あれば苦ありです(笑)
・・・・もちろん、全装備片付いたところで、牧場のアイスを食べさせ、きちんとフォローしておきましたよ(笑)
【感 想】
2日間の初キャンプでしたが、本人曰く「撤収が大変だったけど、楽しかった。またやりたい」とのこと。
ハードな2日間ではあったと思いますが、これから彼が大人になって友人達や家族とアウトドアを楽しむにあたって、今回の経験がなにかしら役に立つことを期待するものであります。
・・・・・まっ、一回くらいじゃ、忘れちゃうけどね(笑)
今度やるときは、今回のフル装備とは、対極的なシンプル装備で多少不便があるくらいのキャンプを教えてやろうかと思います。・・・・・俺もしんどいし(笑)
Ebizoさん niceありがとうございます。
by ひかるさんぺい (2010-10-20 20:39)